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ニュージーランドには、メイフライの釣りはないのか?
フライフィッシャーにとって、マッチ・ザ・ハッチへの期待より興奮させるものはありません。ニュージーランドはトラウトで有名ですが、このタイプのフライフィッシングはあまり知られていません。実際、この国を訪れる多くの釣り人たちは、フィッシングトリップの間じゅう、ハッチはおろかカゲロウ一つ見ないで終わることもあります。専門家によれば、ニュージーランドのカゲロウは「散発的」
ハッチとして知られる性質で特徴づけられるからです。これは、カゲロウたちが長い期間にわたって少数ずつハッチするように進化し、それゆえ、釣り人にとっても鱒にとっても目立たなくなっているのです。これは北半球の正確な同時ハッチと比べると大きな違いです。例えば、私達は、ヘンリーズフォークのブラウン・ドレイクは6月半ばの夕暮れに、そしてグリーン・ドレイクは6月後半の昼間にハッチすることを知っています。
マタウラ川とカゲロウDeleatidium種 その特別な関係
ニュージーランドの釣り場で、大量のカゲロウのハッチをかなりの確率で日中に見かける場所があるとしたら、それはマタウラ川です。どうしてでしょうか。このユニークな現象が起こる原因はいくつかの要因の組み合わせによるものと考えられています。最も重要な二つの要因は、カゲロウのニンフが大量にいることと、川の渓相です。興味深いことに、海外から訪れた釣り人はしばしば、マタウラ川がアメリカのハッチを楽しめる川、ビッグホーンやサンワンを思い出させるとコメントします。マタウラ川がこれらの川と共通しているのは、中程度の流速で、浅い波立つ瀬が数多くあることです。この点と大量のカゲロウが棲息してことが組み合わさり、この川に住んでいる鱒は、水面、あるいは中層での捕食活動を高いレベルで行うようになるのです。 しかし、ドライフライ・アングラーにとっては、まださらにあります。マタウラ川には、網を作るカディス、(Aoteasphyche
colonica)とチロノミドミッジが莫大な数で棲息しています。これらもまた水面でのアクションを呼び出すのです。
つい最近行われた研究は、この特殊な釣り場を次のように要約しています。「たくさんのメイフライと浅い瀬、流れる水とライズする鱒の組みあわせは、そう普通に見られるものではありませんが、高い品質のニンフとドライフライフィッシングをするためには、前提条件として欠かせないものです」。
膨大な鱒の生息数
マタウラ川は、ほとんどが瀬、滑らかな流れ、淵の連続からなっています。つまり、鱒にとって理想的な生活環境なわけです。キロメーターあたりの生息数の数値は出ていませんが、専門家たちは、川のある部分には膨大な鱒が棲息していると考えています。川の形態と幅のおかげで、ドリフトダイブをしながら正確に鱒の数を数えることは不可能ですし、陸から鱒を観察し、それをもとに総数を推定するのも現実的ではありません。なぜなら、数えるにはあまりにもたくさんの鱒がいるからです。
マタウラの鱒の平均サイズ
マタウラ川には自然産卵のブラウンだけが棲息しています。ニュージーランドの釣りと聞いて想像するように、小さな鱒はいません。平均サイズは、2.5ポンド。約45センチのワイルドでタフファイターのブラウンです。これだけたくさんの鱒がいる場所ですから、自然と、それよりもはるかに大きい鱒を釣り上げる可能性もあるわけで、毎年10ポンドを超える大物が何本も上がっています。ほとんどの釣り人は、しかし、2から3ポンドの鱒を相手にキャスティングでき、たまに4.5から5ポンドの鱒(50センチ)が場を盛り上げるように出れば、充分に幸せです。
一日に釣れる数
フライフィッシングの移り変わる様々な状況を考えると、数字に表すことはこんなんです。よいハッチのある日には、無数のライズしている鱒にフライを投げることができます。もし、ハッチと正確にマッチできるそこそこの釣り人にカゲロウが味方をすれば、一日で10尾にのぼる鱒を鉤にかけることが期待できます。そのような日には、腕のたつフライキャスターなら、20尾近い獲物を手に入れられるでしょう。
誰でも大丈夫
釣り場は、どんな体力の人でも簡単に行ける場所にあります。歩くのが苦手な人には、ほとんどのアクセスポイントで、川のすぐ横まで車で入っていくこともできます。土手は開けているので、キャスティングをするスペースは充分にあり、小石の川底は立ち込むのも楽です。通常水位から低水位でしたら、キャストをしたり、いそうな場所を探し求めることも気軽にできます。
近郊でできる様々なフライフィッシング
マタウラから90分も外に出れば、フィヨルドランドのブナの森と山に辿り着きます。近くの湖に流れ込んでいる川にはブラウンばかりでなくレインボーもいます。集中ハッチに出会うことはまずありませんが、鱒の川にいる様々な水棲昆虫が棲息しています。その結果、Ameletopsis (サルファー・ダン)のハッチに出会ったり、大きな Oniscigaster のダンを見つけたり、 Nesameletus のスピナーフォールを目撃するチャンスがあります。ここは大変美しい地域で、鱒、特にニジマスはその性格上、気ままにライズする傾向があります。マタウラ川ほどには鱒の数は多くないですが、そのかわり大きいです。レインボーの平均サイズは4ポンド、つまり50センチで、ブラウンはそれよりさらに大きくなります。
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